オルレアン公 ベルばら

『ベルサイユのばら』(池田理代子/集英社文庫)は、 | 『ルイ十六世』(全2巻/2008中央公論新社)は、これまでの愚鈍な国王のイメージを完全に覆します。 実際のルイ十六世は、「ベルばら」や通説で言われるほど、そんなに地味で、グズで、のろまで、鈍感だったのでしょうか? ©its communications Inc. All rights reserved. ルイ十六世の公式名は「ルイ・ド・フランス」。正しくは神の恩寵から授かりしフランスとナヴァールの国王こと第16代目ルイ(羅:Ludovicus XVI Dei Gratia Franciae et Navarrae Rex)です。彼にしてみれば、フランク王国以来国土も国民も自分の所有物でしかないのです。彼にとっては「王権神授説」は天与のものでした。しかも、「カトリックの長男」の称号を代々の国王は所持しています。要するに祭祀王なのです。 「撃て!アラン、撃つんだ」 こういう男が出てくる時点で、アニメ版は原作『ベルばら』とは別作品です。 最近知ったのですが、第37話「熱き誓いの夜に」脚本の打ち合わせは3週間かけたそうです(普通なら1週間)。もちろん例の「愛するシーン」に関してです。二人の人生の帰結を集約していますから、ごまかすわけにはいかない。しかし児童視聴者の手前、露骨な描写もダメ。 オルレアン公(duc d'Orléans)は、フランスの公爵位の一つ。 ヴァロワ朝期にフランス王 フィリップ6世が2番目の息子フィリップに授けて以来、王太子に次ぐ王家の男子(王太子もしくは王の最年長の弟)に授けられた、フランスの公爵位のうちでも特に格の高いものであった。 « 1773年11月 義弟の結婚 | ちなみに、『三銃士』ラスボスでおなじみのリシュリュー枢機卿は肚の据わった政治家で、政策にすべてをかけていました。所領の中央地方リシュリュー市を要塞化して、イザとなったらここを枕に討ち死に考えていたようです。これはリシュリューが「剣の貴族」出身だからできたことです。 国王と貴族とでは立ち位置が全く違います。自分と同じく「国の行く末を臣下も考えてくれているだろう」なんてお花畑思考が通用するはずがないのです。そんなことマキアヴェッリが『君主論』でとっくに喝破しています。 「大人になってからやっと分かった。それから夕日が嫌いになった。」 気がついたら断頭台の前に立っていた。 その名も「ピュイ・ダムール」、「愛の井戸」という意味である。, 「愛の井戸」いったいどんだけ汲み上げる気なんだと言いたくなるルイ15世のパッションを食感で感じてみたい、作ってみよう。生まれて初めて作る洋菓子がまさかピュイ・ダムールになるとは。, 実はこのジャムがすごい。「お菓子でたどるフランス史」(池上俊一・岩波ジュニア新書)によると元のレシピはルイ15世とポンパドール夫人に仕えた料理人が書いたものでスグリのジャムが使われていたらしいが、なんと、当時のレシピを忠実に再現したというジャムが存在した。見よ、このエレガント極まるたたずまい。, カリッとした外殻をやぶるとカスタードクリームのしっとりとしたやさしい甘みの後に濃厚なカシスの酸味とスミレのエレガントな風味が広がる、こりゃポンパドールでなくとも宮殿を目指すにいられないわ。, こうして最愛王が後世に遺した愛の一端に触れる事ができた。将来私が何かの間違いで為政者になったら、ピュイ・ダムール ばかり作って「ルイ15世のようだ」と指摘されたい。朕はダムールなり。, ポンパドール夫人は事実上の宰相としてオーストリアと同盟を組みイギリスに宣戦布告、「7年戦争」を引き起こし多くの植民地を失った。間も無く42歳の若さで亡くなるとルイ15世は性懲りもなくデュ・バリー夫人を寵姫に迎え、老いてますます最愛王たる精気を見せるが司法機関とも揉めて強権を発動したりして「なんなのこいつ」と民衆の支持も失っていった。1774年に病で倒れ64歳で崩御、59年という治世を終え、冒頭で紹介したベルばらの「すけべじじい」につながっていくのだ。, 駆け足で「最愛王」ルイ15世の栄枯盛衰を振り返ったが、人生とは結局愛の井戸をいくつ掘れるかという事なのだと学んだ。ありがとう、もうすぐ夏がやって来る。, ■参考文献:ベルサイユのばら1〜9巻(池田里代子・フェアベルコミックス)/ブルボン朝 フランス王朝史3(佐藤賢一・講談社現代新書)/聖なる王権ブルボン家(長谷川輝夫・講談社選書メチエ)/図説ブルボン王朝(長谷川輝夫・河出書房新社)/お菓子でたどるフランス史(池上俊一・岩波ジュニア新書), デイリーポータルZのTwitterをフォローすると、あなたのタイムラインに「役には立たないけどなんかいい情報」がとどきます!. 「名士会」による話し合いに失敗して以来、ルイ王はすっかりやる気を失くします。こういう最悪の決断というのは、遅れに遅れてやっと下すものです。そしてだいたい、その通りの結果になります。逃亡を企てて失敗、宮殿に暴徒が押し寄せるありさまで、とうとう、タンプル塔に避難させられるまでに追い詰められました(幽閉ではありません避難です)。 1793年11月6日、オルレアン公フィリップ・エガリテ(平等公)こと、ルイ・フィリップ2世が処刑されました。 〜 ☆ 〜 ☆ 〜 ☆ 〜 ☆ 〜 ☆ 〜 ☆ 〜 ☆ 〜ルイ・フィリップはルイ14世の弟オルレアン公フィリップ1世の血筋で、ルイ16世の従兄弟にあたる王族です。 この一点だけは、真実であったととっきぃは信じています。 超人が良さような佐藤さん。ちょっと丸っこいところがルイ16世に抜擢か? 原作『ベルサイユのばら』とTVアニメ版「ベルサイユのばら」はまったく別の作品です。 クールジャパンの誇る人気コミックです。また、TVアニメ版(1979/日本テレビ/東京ムービー新社)も、 革命後の1991年に、王号は「フランス王」(Roi de France)から「フランス人の王」(Roi des Français)に変わったにもかかわらず、この人はニコニコしていました。自分を慕ってくれる国民が大好きだったからです。 トップページ The novel "Noix et noyers②" includes tags such as "ベルばら", "クリスティーヌ" and more. PTAのおばちゃんが卒倒しそうですね。 不治の病と闘いつつも「岡、エースをねらえ!」と辞世をノートに残した宗方仁。, 「どうした? 味方の大砲の音が聞こえないぞ。撃て。砲撃を続けるんだ。バスティーユを落すんだ」 オルレアン公 吉原光夫. オルレアン公フィリップ・・・ルイ16世の従兄。 実在の人物 王座を狙う野心から、居城パレ・ロワイヤルを第三身分の男たちのサロンとして開放し、早くから味方につけていた。 やがて革命が勃発。1791年憲法が制定されますが、国王の立場は十分に尊重されていたのです。拒否権も付与されています。ところがルイ王には時代の流れがまったく読めないんです。王が命じたら家臣はハハーっと従うのが当たり前だと勘違いをしていたのですね。 今回の舞台はパレ・ロワイヤル(Palais-Royal)… 今日では、フランスにおいてすら革命期間中「平等公(Égalité)」を名乗ったオルレアン公(Duc d'Orléans)をフランス革命を始めた男と見る向きが少なくないといいます。 革命前夜から反体制派論客を大量に私邸パレ・ロワイヤルに匿っていた。 一人の人間としては、マスオさんみたいな”いい人”だったと思います。でも王妃と同じで肝腎腰(かんじんかなめ)なことがわかっていなかったのは、これは時の流れの差配かもしれません。 忠義は決してタダではないことに最期まで気が付かなかったんです。だから、チュルゴー総監が宮廷で吊し上げにあっても、守ってやらなかった。マアマアで済ませてしまったんです。ルイ王には「惜福」が足りなかった。 オスカルの告白を受けたアンドレと相似形です。 燃える集団やフローに関しては天外伺朗氏の『マネジメント革命』(講談社+α文庫)を参照。 オーストリアの女帝マリア・テレジアは「娘のアントワネットをフランスの王太子(ルイ16世)に嫁がせてはどうか」という配下の提案をルイ15世との婚姻と勘違いしてこう言い放っている。, 男装の麗人オスカルやアントワネット、スウェーデンの青年貴族フェルゼンなど主要キャラがその生き様から死に様まで徹底的に美しいのに比べ、ルイ15世は史実とはいえ天然痘で身体中が腐敗して苦しみながら死んでいく様がかなりグロテスクに描写されている。, 死してなおすけべと言い捨てられてなんか同情を禁じ得ないが、前述のようにベルばらで描かれているのはあくまでも晩年で、その死はマリー・アントワネットらの物語の新しい展開のきっかけとなるので旧時代の象徴のような扱いは致し方ないところ。, ならばルイ15世のフォロワー目線で彼の人生をトータルに見た上で推しポイントを挙げていきたい。, 当たり前だがルイ15世はルイ14世の次の王である。だから嫡男かそれに近い感じだろうと思ったらまさかのひ孫、しかも三男だった。, 先代のルイ14世が当時としてはだいぶ長く健在だった事もあるが、彼の前にルイ15世になる可能性があった人が7人(スペイン国王となったフィリップを含めると8人)いたのだ。, このポジションからあれよあれよと王位継承を勝ち取るとはなんたる引きの強さよ、「朕はラッキーマンなり」, 1715年、ひいおじいちゃんが逝去し、ルイ15世が国王となったのはわずか5歳。ヴェルサイユ宮殿から宮廷をパリに移し、養育係のヴァンタドール夫人に教育を受ける。, まさに玉の肌といった感じで愛らしさがすばらしいが実際容姿端麗で、歴代のフランス王で一番と讃えられる程であったという。, 後年ついたニックネームが「最愛王」だったというからその人気ぶりがうかがえる。すごくないだろうか、「最愛王」ですよ。ホストクラブ経営したらぜったい店名にしよう。, その勢いで強いイニシアチブを取り、ルイ14世よろしく「絶対最愛王政」かと思いきやそうはいかなかった。, 1723年、ルイ15世は成人を迎えオルレアン公は摂政を返上するが、成人といってもまだ13歳、私で言ったらヤンキーの先輩に赤べこのように頭を下げながら中学校に通っていた年である。そんななのでまだ直接統治とはいかず、宰相のポストを設けて政務にあたらせる。, 1726年にはその宰相も廃止、いよいよ最愛王政のはじまりかと思いきや、元家庭教師のフルリーを宰相みたいなポストに任命し、政務を預ける。, 結局、王が32歳になるまでフルリーは君臨し、ルイ15世は国政よりも趣味の狩りにのめりこんだ。, 先代のルイ14世と比べるとどうも政治は他人事で遊び人、放蕩人的な評価をされているが、私から見たら共感しかない。だって一国の浮沈を預かる責任なんていやじゃないか。摂政や宰相は有能でおおむねいい感じで運営できてるし、狩りとかポケモンしながらお気に入りのハーブに水でもあげていたいじゃないか。ここまでの半生でどの王になりたいですかと言われたら迷わずルイ15世を選ぶ、万歳。, 15歳になり、世継ぎが必要じゃと迎えられた年上の王妃マリー・レクザンスカとの間に10年間で10人の子供を授かり、しまいには「いやもういいでしょ」と床を共にする事を拒まれてしまう。(ちなみに彼女の前にかなり年下のスペイン王の娘と婚約を交わしていたが、幼すぎて子作りができないとの理由でスペインに帰している), 宇多田ヒカルが15歳でデビューした時、10年後はまだ25歳かすごいなと思ったがルイ15世も10年で10人子供を作った時点でまだ27歳、もっとも妻に拒否される前から愛人とちょくちょくアレしていたらしいが拒否られた後は公然と愛人を寵姫として宮廷に囲うようになる。, 美貌だけではなく、機知や教養にもすぐれたポンパドール夫人は1745年に寵姫の座に着くと、フルリー枢機卿亡き後の国政にも強い影響力を発揮、ヴォルテーユやモンテスキューなど知識人の活動を保護したりと文化の発展・洗練にも大きく貢献した。, ポンパドール夫人への愛を込めてルイ15世が作らせたといわれる菓子がある。 そして、豊臣秀頼にも言えることですが、アラン班長やJ・シルバーみたいな粗削りの側近がいたら、良い政治をしたにちがいありません!, 「ベルばら」概論と、ルイ十六世 ver. 【数学ロマン】世間一般「群論(Group Theory)」といったら「回転群(Lotation Group)」. 歴史家とっきぃです。バージョンアップ記事です。 アラン班長は出崎作品に必須の男の中の男キャラとして登場します。だから、原作みたいにオスカルに横恋慕したり、むりやり接吻したりはしません。仮に密かに恋心を抱いていたとしても、作中の誰にも吐露しないし、視聴者にすら見せないでしょう。出崎統の「男たち」はみなそうですから。 Copyright © CyberAgent, Inc. All Rights Reserved. そのコントラストゆえに、アントワネットの想い人フェルゼンが光を放つのでしょう。主人公を張れるほどに。 出演キャラの個性を引き出すのが長浜忠夫監督作品のすばらしいところです。特に悪役キャラがすばらしい。過去の作品では「勇者ライディーン」、「超電磁ロボコン・バトラーV」、「超電磁マシーンボルテスV」などで悪役の魅力を描きます。「ボルテスV」はフランス革命を下敷きにしたのか、かなり奥行きのある物語となりました。フィリピンでは国民的人気作品です。マニラのカラオケでは原語(日本語)でヒットしているそうです。故・市川治氏が演じたプリンス・ハイネルの潔い生き方は世代を超えて日本でも人気です。「ベルばら」総監督に就任後は、オルレアン公、デュ・バリー夫人、ド・ゲメネ公爵といったアントワネットいじめの主役たちがうごめくなか、オスカルやアンドレのキャラクターが確立されていきます。この時期に総監督を長浜氏がとったからこそ、「ベルばら」は安定しました。ただ、長浜監督は役者に対する要望がとても高いのでも有名。「ボルテスV」の主役を演じた白石ゆきなが(現:行長)氏は、声を張り上げるのが大変だったそうです。 悪役にしても、デュ・バリー夫人、ポリニャック伯夫人、オルレアン公など個性派ぞろいです。 国を愛し、国民のことが大好きだった王様である。 葉子の告白を「ありがとう」と受け止めながらも、世界一の男が待つリングに向かう満身創痍のジョー。 主人公の麗人オスカル・フランソワ、彼女の心を支えたアンドレ、サブストーリーから本線入りした悪女ジャンヌ・バロワ、男の魅力アラン班長,・・・。 オルレアン公がイラスト付きでわかる! オルレアン公とは、『ベルサイユのばら』のキャラクター、また実在の人物。 概要 cv:市川治 オルレアン公とは、『ベルサイユのばら』のキャラクター、また実在の人物。 フランスの王族。 自身の住居であるパレ・ロワイヤルを平民にも解放している。 国王も「これで上手くいくだろう」と、のんきに構えていたのです。結果は王を引きこもりに追いやるほど散々でした。 ヴェルサイユ宮廷圏からほとんど外に出なかったし、自ら情報を探ろうともしない。外出2回だけ。シェルブール軍港の視察と、ヴェレンヌ逃亡事件だけです。 その鍵は男の中の男キャラです。「家なき子」ならばヴィタリス爺さん、「宝島」はもちろんジョン・シルバーです。 チュルゴーも次の次に財務総監となるカロンヌも法服貴族です。つまり軍事的背景がまったくないから国王が守ってやるしかないんです。 「, 「夕日は裏切りの名人だ。あっという間に人の心を夜の闇に突き落としちまう」 平穏な人生なんて国王にはないのですが、もう少し動きが自由にとれる時代に生まれていたら、アンリ四世なみに人気が出たかもしれないですね。 リシュリュー枢機卿も、その次世代のコルベール総監も、はたまた日本の田沼主殿頭(たぬま・とのものかみ)も、権力の源泉である主君の後ろ盾があったからこそ、存分に腕を振るえたのです。 オルレアン公がイラスト付きでわかる! オルレアン公とは、『ベルサイユのばら』のキャラクター、また実在の人物。 概要 cv:市川治 オルレアン公とは、『ベルサイユのばら』のキャラクター、また実在の人物。 フランスの王族。 自身の住居であるパレ・ロワイヤルを平民にも解放している。 3.1 | 歴史家とっきぃの 振り返れば未来, 第19話以降の出崎統チーフディレクターが仕切るシリーズは、池田氏の原作よりもむしろ出崎監督の既作品である「家なき子」、「宝島」、「あしたのジョー」、そして「エースをねらえ!」に近いものがあります。, 正しい方・悪い方ってのは、最初から決まってるわけじゃねえんだぜ。生き残った方が、正しいってことになるんだよ。, どうした? 味方の大砲の音が聞こえないぞ。撃て。砲撃を続けるんだ。バスティーユを落すんだ, 。もちろん例の「愛するシーン」に関してです。二人の人生の帰結を集約していますから、ごまかすわけにはいかない。しかし児童視聴者の手前、露骨な描写もダメ。, 『ルイ十六世』(全2巻/2008中央公論新社)は、これまでの愚鈍な国王のイメージを完全に覆します。, 「寛容令」を出して中世以来の農奴制を廃止したり、税制改革を試みたりと、4代前のアンリ四世にちかい名君ぶりを発揮します。理想主義者で、, 義兄のオーストリア皇帝がバイエルン征服やるから加勢しろと言ってきても、「否」の一言です, 斬首刑というのは身分の高い者への刑で、首切り役人によるかなりハイレベルの技術が必要でした。一回でうまく切断するのも至難だったみたいです。(身分の低い庶民は絞首刑)。, しかし、断頭台を用いれば、身分の上下も関係なく、苦痛も最小限で死を迎えられるという、人道上にも配慮できます。, ヴェルサイユ宮廷圏からほとんど外に出なかったし、自ら情報を探ろうともしない。外出2回だけ。シェルブール軍港の視察と、ヴェレンヌ逃亡事件だけです。, が宮廷で吊し上げにあっても、守ってやらなかった。マアマアで済ませてしまったんです。, リシュリュー枢機卿も、その次世代のコルベール総監も、はたまた日本の田沼主殿頭(たぬま・とのものかみ)も、権力の源泉である, 要塞化して、イザとなったらここを枕に討ち死に考えていたようです。これはリシュリューが「剣の貴族」出身だからできたことです。, 大読書家です。ですから、歴史はとっくに履修済のはずですが、やはり経験値が足りなかったようです。チュルゴー男爵で失敗した事例に何も学ばなかった。次の財務は銀行家のネッケル頭取にやらせるのですが、やっぱりうまくいかずにカロンヌ伯爵が就任します。カロンヌは「名士会」を設けて既得権益層と話し合いを持とうとします。, 国王も「これで上手くいくだろう」と、のんきに構えていたのです。結果は王を引きこもりに追いやるほど散々でした。, 「名士会」による話し合いに失敗して以来、ルイ王はすっかりやる気を失くします。こういう最悪の決断というのは、遅れに遅れてやっと下すものです。そしてだいたい、その通りの結果になります。逃亡を企てて失敗、宮殿に暴徒が押し寄せるありさまで、とうとう、タンプル塔に避難させられるまでに追い詰められました(幽閉ではありません避難です)。, それで外国の親戚に何とかしてもらおうと、手紙を何通か出した。間が悪いことに戦争中にです。ルイ王としては, 親族(オーストリア皇帝)に手紙を出しただけなのですが、内容にフランス政府の内状も書いていたんです。手紙の前文に書く「自分方の安否の挨拶」ですが、これは, です。やり取りした手紙は作り付けの金庫にしまっていたのですが、金庫を作成したガマン師匠が政府に自首してルイ王はついに国家の裏切り者になってしまいます。, 一人の人間としては、マスオさんみたいな”いい人”だったと思います。でも王妃と同じで肝腎腰(かんじんかなめ)なことがわかっていなかったのは、これは時の流れの差配かもしれません。, 徳川将軍家みたいに、御庭番衆を置いて世の動きを探ればよかったのに、太陽王以来の伝統と陋習(ろうしゅう)に埋もれて身動きができなくなっていた。, 革命後の1991年に、王号は「フランス王」(Roi de France)から「フランス人の王」(, 平穏な人生なんて国王にはないのですが、もう少し動きが自由にとれる時代に生まれていたら、アンリ四世なみに人気が出たかもしれないですね。, そして、豊臣秀頼にも言えることですが、アラン班長やJ・シルバーみたいな粗削りの側近がいたら、良い政治をしたにちがいありません!. ステファン・ツヴァイクの有名な伝記(みすず書房)を基盤に、アントワネットの一代記が、作中前半と終盤であざやかに描かれています。みすず書房版の訳本から一字一句丸写しなのは唖然としますが、当時の慣行だったみたいので寛恕の気持ちで接しましょうね。ただしこの伝記は、参考文献の筆頭に挙げられています(マーガレットコミックス第9巻より)。 当時の2大巨匠たる長浜忠夫監督&出崎統監督を迎えた歴史的傑作に仕上がっています。 オルレアン公の居城! 黒い騎士を追っていたら、 パレ・ロワイヤル の前に出てびっくりなオスカルさま・・・というイメージです。 ここはホントはパレ・ロワイヤルの中庭なのでちょっとリアルではありま … それで外国の親戚に何とかしてもらおうと、手紙を何通か出した。間が悪いことに戦争中にです。ルイ王としては親族(オーストリア皇帝)に手紙を出しただけなのですが、内容にフランス政府の内状も書いていたんです。手紙の前文に書く「自分方の安否の挨拶」ですが、これは国家機密漏洩です。やり取りした手紙は作り付けの金庫にしまっていたのですが、金庫を作成したガマン師匠が政府に自首してルイ王はついに国家の裏切り者になってしまいます。 オルレアン公(duc d'Orléans)は、フランスの公爵位の一つ。 ヴァロワ朝期にフランス王 フィリップ6世が2番目の息子フィリップに授けて以来、王太子に次ぐ王家の男子(王太子もしくは王の最年長の弟)に授けられた、フランスの公爵位のうちでも特に格の高いものであった。 フランスはルイ・デュードネ(太陽王ルイ十四世)以来、陸軍こそ最強だったものの、海軍は貧弱のそしりを否めませんでした。その海軍を改良するため、ノルマンディー州シェルブールに軍港を造ります。名女優カトリーヌ・ドヌーヴ主演の「シェルブールの雨傘」、社会派にとっては原子力発電所でお馴染みのシェルブールです。 アントワネットを批判し政敵。強面の吉原さん。王位を狙う野心家を淡々と演じるのでしょうか?見た目悪い人似合うわー。 ルイ16世 佐藤隆紀、原田優一. | 1836年11月6日 ブルボン家の終章 », 1793年11月6日、オルレアン公フィリップ・エガリテ(平等公)こと、ルイ・フィリップ2世が処刑されました。, ルイ・フィリップはルイ14世の弟オルレアン公フィリップ1世の血筋で、ルイ16世の従兄弟にあたる王族です。フランス一の大富豪でもありました。シャルトル公爵を名乗っていましたが、父の死により、オルレアン公となります。, 放蕩者のオルレアン公は、シャルトル公爵時代はアルトワ伯爵と無節操な競馬を開催したり、館の庭パレ・ロワイヤルを解放して娯楽の場としたりしました。ここには、ありとあらゆるものがあり、買えないものは何もないといわれます。享楽的なパレ・ロワイヤルの庭では、貴族もブルジョワも身分を問わずに楽しみました。パレ・ロワイヤルは身分を越えた革命分子の集う場にもなっていきます。, オルレアン公の野望は、自らがフランス国王になることでした。若き日に敵前逃亡をしたとアントワネットに非難されたことや、競馬を開催した時にアルトワ伯爵にペテン師呼ばわりされたこと、さらにオルレアン公の妹ブルボン公爵夫人とアルトワ伯爵の諍い等が、自由主義貴族としてオルレアン公が宮廷に対立する一因になります。, 全国三部会が開かれると、オルレアン公は第二身分選出でありながら自由主義の議員として早くから第三身分に合流します。ルイ16世の処刑に際しても賛成票を投じ、周囲を驚かせました。オルレアン公がルイ16世の処刑に賛成したのは、国王を排して王座に登るという望みのためだけです。しかし、王政復古を狙うデュムーリエによるオルレアン公擁立の陰謀が破綻すると、彼はルイの代わりに国王になろうとした疑い、共和制を否定した疑いをかけられました。さらにデュムーリエの陰謀に巻き込まれた息子のルイ・フィリップが、政府に叛旗を翻したデュムーリエと共にオーストリア軍に参加したため、オルレアン公は財産没収の上に逮捕されます。オルレアン公は無罪を訴えますが裁判で有罪となり、ルイ16世、マリー・アントワネットと同じ、断頭台に消えました。享年47。野望が潰えた無念の死でした。, しかし、オルレアン公の野望は息子により達成されます。ルイ16世の弟、ルイ18世とシャルル10世の後、玉座に登ったのはルイ・フィリップでした。ルイ・フィリップは七月革命で国王になりました。当初は大きな支持を得ていましたが、徐々にブルジョワに寄った政策をしくようになり、国民の反感をかったルイ・フィリップはイギリスに追放され、七月王制は終わります。そして、これがフランスの王政の最後でもありました。, [ベルサイユのばら]でもオルレアン公は陰謀を巡らし、黒い騎士が誘拐したロザリーの行方を探りにパレ・ロワイヤルを訪問したオスカルを監禁するなど、悪役振りを発揮します。アニメーションでは、最初から悪役として登場し、様々な陰謀を諮ってはオスカルと対立します。, パレ・ロワイヤルは、アンドレが18歳で初めて女性を知った場所とされます。これはナポレオンが1787年11月22日18歳の時に、パレ・ロワイヤルで初めての女性体験を持ったことから設定されたそうです。. 矢吹丈やら、宗方コーチに至ってはもう、説明も野暮ですね。 さて、 このブログの〝ベルばら音楽〟は、主にルイ14世から15世の時代が対象です。 美術思潮としては、ザクっというと14世時代がバロック様式、15世時代がロココ様式というこ … 13歳のジム少年に真っ向からこういう台詞を言うんです。 元々「ベルばら」は主人公が3人います。オスカル隊長、スウェーデン貴族のフェルゼン伯爵、そして悲劇のフランス王妃マリー・アントワネットです。初版集英社コミックス第9巻あとがきより。 | オスカルにせよ白木葉子にせよ、誠実な人間の本音というのは美しいものです。 最期まで指揮官たらんとするオスカル隊長と宗方コーチは相似形です。 ベルばらでは「色気じじい」 ... 1723年、ルイ15世は成人を迎えオルレアン公は摂政を返上するが、成人といってもまだ13歳、私で言ったらヤンキーの先輩に赤べこのように頭を下げながら中学校に通ってい … ブログを報告する, フランス・ブルボン王朝歴代のプロフィールと音楽。クープラン『摂政、あるいはミネルヴァ』~ベルばら音楽(11), 【コーヒーの歴史と音楽】みんな陽気に飲んで踊ろう、コーヒー・ルンバ!昔アラブの偉いお坊さんが何をした…, フランス音楽とイタリア音楽、どっちが優れている?果てしない論争のはじまり。クープラン『コレッリ賛』~…, 音楽でめぐる、ヨーロッパ4ヵ国周遊の旅。クープラン『諸国の人々』~ベルばら音楽(7), 戦勝記念のド派手な賛歌。リュリ、シャルパンティエ、ド・ラランド、ヘンデル、ハイドンの『テ・デウム』~…, 太陽王を悩ませた大物大臣と、太陽神のわがままな息子の末路。リュリ:抒情悲劇『ファエトン(パエトン)』…. しかし、断頭台を用いれば、身分の上下も関係なく、苦痛も最小限で死を迎えられるという、人道上にも配慮できます。 「ベルばら」には、魅力的な人物がいっぱい出てきます。 斬首刑というのは身分の高い者への刑で、首切り役人によるかなりハイレベルの技術が必要でした。一回でうまく切断するのも至難だったみたいです。(身分の低い庶民は絞首刑)。詳細は『死刑執行人サムソン』(集英社新書)を参照。 彼はアンリ4世みたいな大王にはなれませんでしたが、それは、時代の変化に彼がついていけなかったからです。 ヴェルサイユ宮殿を主な舞台としたフランスの古典音楽(バロック音楽)を聴いていますが、ここで、近世のフランスを支配した「ブルボン王朝」の代々の王様のプロフィールを整理しておきます。, 〝ルイ〟という名前の王様が続いたので「ルイ王朝」とも呼ばれますが、初代王は〝アンリ〟です。, 賢明にして有能、旧教カトリック VS 新教徒ユグノーの、40年続いていた血で血を洗う宗教争乱を収め、平和と安定をもたらした英傑として、今のフランスでも尊敬されている。, 狂信的なカトリック教徒ラヴァイヤックによって馬車に乗るところを襲われ、刺殺される。, 死後も国民から慕われ続けたアンリ4世。『アンリ4世万歳』という、王を讃える歌が作られ、国民に愛唱されました。フランス革命が起きて、『ラ・マルセイエーズ』に取って代わられるまで、国歌の扱いでした。, 飲む、打つ、買う、という言葉はここから来たのでしょうか?これが国歌とは恐れ入るばかり。それだけ親しまれた王だということですが。, 実際、愛人の数は50人を超えるという説もあり、その血は子孫に受け継がれていきます。, 父王の暗殺によって8歳で即位、成人するまで母后マリー・ド・メディシスが摂政として政務を取る。親政後は母后とは不仲になり、時には幽閉したことも。, マリー・ド・メディシスの激動の生涯はルーベンスの連作によって描かれ、ルーブル美術館の目玉展示品のひとつとなっている。, 王妃とも不仲で、王妃の浮気のストレスから若ハゲになり、カツラを愛用。ヨーロッパにかつらが広まることとなる。, 権謀術数に富んだ宰相リシュリュー枢機卿により、絶対王政化が進み、フランスはヨーロッパの覇権を争う強国になる。, コニャック地方に移り住んだレミーマルタン一家のブランデー作りを助けたことから、後世敬意を込めて、最高級ブランデーにその名を冠せられた。, アンリ4世はあまり音楽に興味はなく、宮廷の音楽隊も削減されましたが、ルイ13世は音楽を非常に好み、大規模な「王家の音楽隊」を編成しました。, 国王は音楽を大変好んでおり、鋭い感性と優れた技巧をもつ音楽家を数多く集めて自身の音楽隊を作っていた。それは、声の美しさ、楽器の数の多さ、合奏の甘美さという点で、それまでのどの音楽隊よりも、ヨーロッパのどの君主の音楽隊よりも、はるかに優れたものであると言われた。陛下は、ご自分の声を音楽隊の人々と一緒に合わせることを楽しまれ、時には本来の正しい音へ戻させることさえあった。, こちらは、そんなルイ13世の音楽隊を忠実に再現した演奏ですが、曲はルイ13世の生誕を祝う音楽です。, このアルバムには、他にルイ13世の即位、結婚、宮廷コンサートの音楽が収められています。, 親政後は宰相を置かず、自ら政治を行い、絶対王政の強化と領土拡大を目指し、諸国への侵略戦争を繰り返す。, ヴェルサイユ宮殿を建造して宮廷を移し、大貴族たちを廷臣化してバロック宮廷文化を花開かせる。, 豪奢な生活を送ったルイ14世も、晩年は信心深いマントノン夫人の影響を受け、敬虔な気持ちに傾いてきました。, 以前もご紹介したミシェル=リシャール・ド・ラランドは、宮廷音楽で絶大な権力を振るったリュリの妨害にも遭わず、ヴェルサイユの王室礼拝堂でしっとりとした、味わい深い宗教音楽を生み出していました。, これはその中でも傑作といわれるモテットで、『我は深き淵より神に向かって呼びかける』という心に沁みる曲です。, 親政後は、ルイ14世にならって数々の戦争に参戦するが、得るものがないどころか、多くの植民地を失う。, また、贅沢と放漫財政により、国家を破綻に追い込む。在位中、実に5回の〝不渡り〟を出す。(デフォルト), 王妃を愛したが、毎年妊娠させられて、10人も子を産んだところで王妃は体力的にギブアップ宣言。, それもあってか私生活は放蕩で、数々の愛妾を囲い、中でもポンパドゥール夫人とデュ・バリー夫人には政治も任せた。, 『我が亡き後には大洪水が来るだろう』との言葉が有名。(ポンパドゥール夫人が戦争に負けたルイ15世を慰めるため〝後は野となれ、山となれ、ですわ〟という意味で言ったのを、ルイ15世が気に入って使っていた), この時代に活躍した音楽家は、なんといってもジャン=フィリップ・ラモーですが、これは後に取り上げますので、ここではヴァイオリンの巨匠、ジャン=マリー・ルクレール(1697-1764)の音楽を掲げておきます。, その後もベルギーに移って活躍し、フランス=ベルギー・ヴァイオリン楽派の開祖とされますが、パリに戻ってから結婚生活が破綻し、貧民街に人目を避けて隠れ住みます。, 犯人は、元妻か?遺体発見者の庭師か?迷宮入りなっているため、推理小説になっているほどです。, ルイ15世の孫。父が早くに死に、王太子となった時期に長年の敵国だったオーストリア・ハプスブルク家の王女、マリー・アントワネットと結婚。, 19歳で即位。誠実な人柄ではあったが、優柔不断で政治には向いておらず、錠前作りが趣味。, 前王の負の遺産で破産状態だったフランスを立て直す力は持っておらず、王妃の贅沢も国民の不満を買い、フランス革命を誘発。, ナポレオンの失脚後、王政復古によりルイ16世の弟ルイ18世、次いでシャルル10世が位に即くが、1830年、七月革命でブルボン朝は終わる。, クロード=ベニーニュ・バルバドル(1724-1799)は、パリ・ノートルダム大聖堂のオルガニスト、プロヴァンス伯(のちのルイ18世)のオルガニスト、そして王妃マリー・アントワネットの音楽教師を歴任した人物です。, 革命が起きるとその地位を失い、『ラ・マルセイエーズ』の編曲を行うなど、革命に迎合して生き残ろうとしますが、貧困のうちに世を去りました。, この『ラ・シュザンヌ』という曲は、音楽によるポートレート(肖像)です。シュザンヌという女性が誰かは分かりませんが、こんなに情熱にあふれ、劇的に描かれているのは、いったいどんな人だったのでしょう?, 美術思潮としては、ザクっというと14世時代がバロック様式、15世時代がロココ様式ということになります。, これは〝摂政(レジャン régent )時代の様式〟ということで、ルイ14世が世を去り、若年だったルイ15世に代わってオルレアン公フィリップ2世が摂政として統治した時代、1715~1723年あたりの室内装飾や工芸品のスタイルを指します。, 長く君臨していたルイ14世から解放され、摂政オルレアン公は軟派で軽い人物だったこともあって、フランスがゆるゆるになった時代だったのです。, それが美術にも影響し、重々しくて大仰なバロック様式から、角がとれ、丸みを帯びた優美なスタイルになってきて、これがロココ美術に発展していくのです。, 音楽のスタイルは必ずしも美術とは一致しませんが、クープランの後期の音楽には〝レジャンス様式〟をうかがわせる雰囲気があります。, これまで聴いてきたクープランのクラヴサン曲に、まさしく『摂政』と題された曲がありますので、聴いてみましょう。, F. Couperin : Troisième livre de pièces de clavecin, 15e ordre, Le régente, ou La Minerve, 摂政の統治下ですから、オマージュとして捧げられたはずで、ひときわ品格高い音楽になっています。, 副題のミネルヴァは、 詩や知恵、学問などを司るローマ神話の女神ですから、文化・学術を保護したオルレアン公を讃えていると思われます。, 実際に摂政は、ソルボンヌ大学の講義を無料にしたり、王室図書館を一般でも利用できるようにしたりと、教育振興に力を入れました。, また、居城のパレ・ロワイヤルに収集した絵画は、王室や国家ではなく、個人のコレクションとしては史上最大で、『オルレアン・コレクション』として名高いものです。(現在は散逸), しかし、国家財政も放漫経営で、王冠につけるため世界最大級、141カラットのダイヤモンドを英国から13万5千ポンドの大金で購入。, このダイヤは〝ル・レジャン〟 と名付けられ、今もルーブル美術館に所蔵されています。, 他にも政策で数々の大失敗をし、大きな負の遺産を親政を始めたルイ15世に引き継ぎました。, 引き継いだ相手もさらに輪をかけた大浪費家でしたから、そのツケは子孫のルイ16世が血をもって払わさせることになります。, それはフランス摂政時代のおよそ100年後、廃人同様になってしまったジョージ3世の摂政を、王太子のジョージ4世が務めた、1811年から1820年までのことです。, 摂政は、英語ではリージェント Regent ですが、今も公園や通り、ホテルの名前に残っています。, ジョージ4世もオルレアン公に負けず劣らずやんちゃで、それについては以前書きました。, 〝つっぱることが男のたったひとつの勲章だって〟という懐かしい時代のドラマをやっていましたが、不良の象徴〝リーゼント〟も〝摂政〟という意味です。笑, もっとも、後頭部に向けてポマードで撫でつけた髪の流れが、ロンドンのリージェント・ストリートに似ているためにそう名付けられたようで、前頭部を盛り上げる髪型は〝ポンパドゥール〟というそうです。, プレスリーなどはリーゼントとポンパドゥールを組み合わせていたので、前髪を盛り上げるのがリーゼントと思われるようになってしまったようです。, もっとも、〝ポンパドゥール〟もルイ15世の愛妾からつけられていますので、いずれも歴史と由緒ある名なわけです。, 日本で摂政というと、聖徳太子や、藤原氏が独占した摂政・関白が思い出されますが、近代でも、昭和天皇が皇太子時代に、大正天皇の病状悪化により摂政に就いた例があります。, 亡き祖母が〝摂政宮(せっしょうのみや)〟の話をしていた記憶がありますが、懐かしむ人々ももう少ないでしょう。, 天皇陛下が2016年に『象徴としてのお務めについてのおことば』を伝えられましたが、その中でも摂政を置くことは否定されていました。, 確かに、天皇は政治に関与しなくなったのに、〝帝に代わって大政を摂行する〟という意味の摂政という名称はマッチしません。, もちろん言葉だけの問題ではないでしょうし、『象徴天皇制に古くて時代にそぐわない部分がまだ残っているので、改めることを考えてほしい』ということであれば、平成の終わりを迎えるにあたって、歴史をふまえつつ、新しい時代についてもっとみんなで議論した方がいいのでは、と感じた次第です。, まつわる曲を取り上げた記事をピックアップさせていただきますので、よろしければご覧ください。, 【Apple Music のおすすめ】ブログ中の 試聴プレイヤーは、Apple Music会員としてログインすると全曲を聴くことができます。Apple Musicは、完全に広告なしで、オンラインまたはオフラインで5,000万曲以上を聴くことができます。特にクラシックの収録曲は充実しており、同じ曲を様々な演奏者、録音で聴き比べることができ、CDを買うより相当にお得です。料金は定額制で学生¥480/月、個人¥980/月、ファミリー¥1,480/月です。, 当サイトはGoogle及びGoogleのパートナー(第三者配信事業者)の提供する広告を設置しております。その広告配信にはCookieを使用し、当サイトへの過去のアクセス情報に基づいて広告を配信します。, DoubleClick Cookie を使用することにより、GoogleやGoogleのパートナーは当サイトや他のサイトへのアクセス情報に基づいて、適切な広告を当サイト上でお客様に表示できます。, お客様は下記のGoogleアカウントの広告設定ページで、インタレスト ベースでの広告掲載に使用される DoubleClick Cookie を無効にできます。また aboutads.info のページにアクセスして頂き、インタレスト ベースでの広告掲載に使用される第三者配信事業者のCookieを無効にできます。, その他、Googleの広告におけるCookieの取り扱い詳細については、Googleのポリシーと規約ページをご覧ください。, suganneさんは、はてなブログを使っています。あなたもはてなブログをはじめてみませんか?, Powered by Hatena Blog

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